就職活動や転職活動を行なっていく中で、一次面接から最終面接まで面接を繰り返す企業が多い中で、どのような対策をしていけば良いのか不安を抱いている方は多いのではないでしょうか。本記事では様々な面接形式がある中で、面接官がどんなポイントを見ているのかをお伝えしていきます。
面接は自分を表現し知ってもらうための場ですが、好き勝手にアピールして合格できるわけではありません。面接では明確な評価ポイントがあり、それを知っているか否かで選考がスムーズに進められるかに大きく影響します。評価ポイントを正しく理解し、それを満たせるアピールを考えることが選考突破の秘訣になるでしょう。
■面接で評価されやすいポイント
面接で何が評価されるかは、企業ごとに違います。そのため、一概に何をアピールすれば良いのかは決まっていませんが、業界や企業に関係なく、共通してみられるポイントはあります。
・第一印象、マナー
第一印象は面接で評価されやすい重要ポイントです。最初の瞬間に評価のほとんどが決定するといっても過言ではありません。
第一印象を決める要素は意外に多く、入室時のマナーや言葉遣い、声の大きさ、身だしなみまで細部まで見られています。
そのため入室した時のぱっと見の雰囲気や仕草などで、印象のほとんどは確定すると言っていいでしょう。
・志望動機、熱意
仕事への意欲や熱意も、面接では評価されやすいポイントです。これは志望動機や将来のビジョンなど様々な質問から見られています。その企業だからこそ志望した理由や、その企業でしか達成できないことを理由に、仕事への意欲や熱意をアピールするようにしましょう。
・自己PRの内容
自己PRの内容は評価を決める上では特に重要視されています。自己PRは自分の長所、魅力、特徴などを伝えるものですが、好き勝手にアピールしても高評価は得られません。選考の場で求められるのは、自社で活躍し、利益に貢献できる人材です。
■面接形式やフェーズによっての評価ポイント
内定に辿り着くまでには様々な選考を突破しなくてはいけません。ここからは、面接形式やフェーズ毎に注目すべき評価ポイントを解説していきます。
まずは面接形式ごとの評価ポイントを解説します。
・個人面接
個人面接では、自社にとって必要な人材なのか、入社後に仕事を楽しめるのか、活躍できそうなのかなど、いわゆる『適性』を判断するものです。面接は複数回用意されていますが、どの段階の面接でも判断基準はほぼ変わらず、会話のキャッチボールができるか、身だしなみは整っているか、質問や回答を深掘りされた際にしっかりと回答できるかが評価ポイントになります。
・集団面接(グループ面接)
選考フェーズの初期段階で設定されているのが『集団面接』です。集団面接は、複数人を一度に面接する方式で、特に新卒採用の場で設定されることが多いでしょう。主な目的は、明らかに自社に合わない人をふるいにかけることで、グループの中から通過する人数が決まっているわけではなく、全員落ちる場合もあれば全員通過する場合もあります。評価ポイントは、回答内容は明確か、端的に述べられるか、周囲への配慮や礼儀はあるか、協調性の有無などです。
・オンライン面接
昨今、新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン面接を積極的に取り入れる企業が増えています。オンライン面接は対面式の個人面接と評価ポイントは大きく変わりませんが、通信環境、音声環境、背景や部屋の明るさなど、対面式では気を遣う必要のない点に気を配る必要があります。オンライン面談での評価ポイントは、最低限の面接環境は整っているか、表情や声のトーンに明るさがあるかなどが挙げられます。
ここからは面接のフェーズごとの評価ポイントです。
・一次面接
一次面接は応募者の足切りやふるいにかけるための面接になります。聞かれることは自己PRや志望動機などで、時間が短いため、何らかの質問で強く印象付けることができれば通過する確率が格段に上がります。評価ポイントは、自己PRや志望動機がきちんと説明できるか、企業への志望度は高いか、企業研究をしているかなどです。
・二次面接
二次面接の面接官は現場の管理職など、一次面接よりも年次が上の社員が担当することが多く、面接の中でコミュニケーションスキルを確認しています。一次面接より深掘りされるため、なぜその業界を選び、なぜその企業に入りたいのかなどの明確な理由を伝えられるようにしておくことが重要です。評価ポイントは、コミュニケーションスキルがあるか、企業研究の度合い、明確な志望動機があるかなどです。
・最終面接
最終面接は選考における最終フェーズで、面接官は経営幹部が担当している場合が多いでしょう。経営幹部はこれまでの経験内容よりも、その経験を踏まえた将来のビジョンを知りたいと思っています。評価ポイントは将来のビジョンを見据えているか、会社とのマッチしているかです。
■面接で低評価を受けてしまうNG行為とは?
ここまで面接で高評価をもらうためのポイントを解説してきましたが、面接におけるNG行為も理解しておく必要があります。
・遅刻する
遅刻は面接官の心象が悪くなることはもちろんですが、計画性や信憑性が疑われる可能性が高いでしょう。
・話を最後まで聞かずに話し始めてしまう
面接官の話を最後まで聞かずに答えてしまったり、遮るなどの行為は、落ち着きがない、人の話を聞かないという印象を与えてしまいます。
・マナーが悪い
基本的なマナーはできて当たり前、反対にできなかった場合は減点ポイントになります。特に身だしなみや言葉遣い、挨拶などは特別意識することがないかもしれませんが、失敗すると印象が悪くなるため、特に気を配りましょう。
面接と突破するには面接形式やフェーズに応じた対策をしていくことが大切です。どんな面接でもしっかりと突破できるように事前準備をしっかりと行い、臨みましょう。
■面接の対策をするには
転職エージェントなどは無料で面接対策を実施していることがあります。
面接対策を実施しているエージェントを一部ご紹介します。
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